 ※会話文のみ 丸井ブン太の場合 「トリックオアトリート！」 「はい」 「ちょ、おまこれ飴一個かよ！もっかいトリックオアトリート！」 「はい」 「いくつ持ってんだよ！」 「丸井に強請られると思って二袋分。これなら安上がりだからね」 「一つずつ渡すなんてケチすぎる。どうせなら一袋ずつ渡せよ！自分の利益ばっかり考えやがって。俺はお前から菓子を全部強奪して手持ちのお菓子を失ったお前に、その上悪戯もしてやろうと思ってたんだぞ。卑怯すぎるだろい！」 「いや、お前がな」 「こうなったら何回でも言ってやる、トリックオアトリート！」 「あ、ちょっとそこの君、悪いけど今すぐ幸村君呼んで来てくれる？」 仁王雅治の場合 「柳生君、何か言うことない？」 「ああ、さんではありませんか。何か、と言いますと？」 「ほら、今日ハロウィンじゃない？だからトリックオアトリートって言って欲しいの」 「そういうことでしたか。では、トリックオアトリート」 「はいどうぞ」 「ありがとうございます。でもどうして私に？」 「柳生君、自分は貰わない癖に律儀に皆にお菓子配ってるからさ」 「気にして下さってありがとうございます」 「いいよいいよ。それより、この事は仁王には内緒ね」 「どうしてです？」 「今年はあいつにお菓子あげる気ないから！だって去年お菓子あげたのに悪戯されたしっ。だから内緒ね！」 (ベリッ) 「ほう、俺だけのけ者なんてつれないのう」 「わああああんた柳生君になりすましてたの！？」 「おん。そんで、トリックオアトリート。お菓子くんしゃい」 「今あげたでしょ！」 「これは柳生のじゃろ。俺の分は？」 「それでもう品切れだよあああ最悪！」 「んじゃあ傷ついた俺のガラスの心の分もしっかり悪戯せんとな」 「はん、ガラスの心とか」 「そんな口聞いていいと思っとんのか」 「すいませんでした」 切原赤也の場合 「赤也トリックオアトリート！」 「残念だけど、丸井先輩に持ってかれてなんもねえよ」 「わかった、丸井先輩だね」 「は、え、お前どこ行くんだよ！」 「どこって、丸井先輩からお菓子を取り返してくる」 「どうやって」 「トリックオアトリートでだよ。お前にやるお菓子はないって言われたら悪戯してやる」 「悪戯…！いや、駄目だそれは！俺が許さねえ」 「大丈夫、痛いことはしないよ」 「違くて…！お前丸井先輩がお前のこと気に入ってるって知らねえだろ！」 「え、そうなの？」 「そうなの！だから悪戯とか聞いたらお前なにやらされるかわかんねえよ」 「ていうかそれ私が悪戯するの分かってないよね？何その丸井先輩の言いなりになりそうな流れ」 「そういう人なんだよ」 「もーじゃあどうすればいいの」 「とりあえず、俺お菓子やれなかったから、俺に悪戯していいぜ」 「…」 「…」 「わかった」 「(やった！)」 「…じゃあ悪戯って言うか、私のお願い、聞いて」 「ま、任せろ！」 「丸井先輩からお菓子取り返して来て、早く今すぐ」 「ちくしょう、ムード仕事しろよオオオ！」 ( 小ネタ // 131101 ) お粗末さまでしたー。 tnks ミントBlue |